みなさんは投資信託の種類が多くて困ったことはありませんか?
投資信託の数は膨大で、SBI証券が取り扱っている投資信託だけでも2600銘柄以上存在しています。
つみたてNISAに限定しても170銘柄以上です。
そんなに多いと投資信託の種類が多過ぎて、
どれを買えばいいのかわからないの。
本当にそうだよね。
そんなに数が多いと投資信託を一つ一つ調べるのも大変だよね。
これだと、なかなか投資を始めることができないんだ。
だから、今回は初めて投資をするときに選びたい絶対オススメの投資信託を9つ厳選したよ。
「どんな人にオススメ」なのかも合わせて説明していくからね。
一緒にゆっくりコツコツ勉強していこう。
おすすめの投資信託一覧表
まずはおすすめの投資信託の一覧情報を公開するね。
- 各投資信託の信託報酬
- SBI証券の投信マイレージ
- 投資マイレージと信託報酬の差分
- 毎年の実質コスト
- 純資産総額
- 投資対象
これらを見比べれば投資信託ごとの特徴がよくわかるよ。
この表の中にSBI証券の投信マイレージが入っているけど、ネット証券の中で一番ポイント還元が良いからいれたんだ。お得にポイント還元は嬉しいからね。
【全世界株式】
投資信託名 | eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) |
投資対象 | 全世界の投資可能な株式市場の大規模、中規模が対象 |
開始日 | 2018.10.31 |
純資産総額 | 6,082.11億円(2022/8/1) |
信託報酬 | 0.1144% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0420% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.072% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | MSCI オール・カントリー・ワールド・イン デックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約2,500銘柄 |
実質コスト | |
2019年 | 0.1190% |
2020年 | 0.2090% |
2021年 | 0.1780% |
2022年 | 0.1700% |
年間収益率 | |
2018年 | -7.5% |
2019年 | 26.8% |
2020年 | 9.0% |
2021年 | 32.7% |
2022年 | -2.4% |
【先進国株式】
投資信託名 | eMAXIS Slim先進国株式 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
投資対象 | 先進国の構成国は「アメリカ」「イギリス」「フランス」「カナダ」「ドイツ」などの22カ国。 対象の中に日本は入っていない。 先進国の投資可能な株式市場の大規模、中規模が対象。 | 先進国の構成国は「アメリカ」「イギリス」「フランス」「カナダ」「ドイツ」などの22カ国。 対象の中に日本は入っていない。 先進国の投資可能な株式市場の大規模、中規模が対象。 |
開始日 | 2017.02.27 | 2013.12.10 |
純資産総額 | 3514.86 億円 | 4099.77 億円 |
信託報酬 | 0.1023% | 0.1023% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0382% | 0.0382% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.064% | 0.064% |
信託財産留保額なし | なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし | なし |
アセットクラス | 株式 | 株式 |
ベンチマーク | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース) | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約1,300銘柄 | 約1,300銘柄 |
実質コスト | ||
2018年 | 0.2760% | |
2019年 | 0.1930% | 0.3150% |
2020年 | 0.1790% | 0.2690% |
2021年 | 0.1460% | 0.1740% |
2022年 | 0.1430% | 0.1600% |
年間収益率 | ||
2013年 | 4.9% | |
2014年 | 22.6% | |
2015年 | -1.6% | |
2016年 | 2.7% | |
2017年 | 16.3% | 18.6% |
2018年 | -11.0% | -11.1% |
2019年 | 28.9% | 28.8% |
2020年 | 9.0% | 9.0% |
2021年 | 38.3% | 32.9% |
2022年 | -2.2% |
【米国株式】
投資信託名 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド | iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | SBI・V・全米株式インデックスファンド |
投資対象 | 米国株式の大・中企業を対象 | 米国株式の大・中企業を対象 | 米国株式の大・中企業を対象 | 米国の投資可能な株式市場の大規模、中規模、小規模が対象 |
開始日 | 2018.07.03 | 2019.09.26 | 2013.9.3 | 2021.6.29 |
純資産総額 | 13983.97 億円 | 6416.88億円 | 122.53億円 | 950.06億円 |
信託報酬 | 0.0968%→0.09372%(2023.4.25引き下げ) | 0.0938% | 0.0938% | 0.0938% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0340% | 0.0220% | 0.0420% | 0.0220% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.05972% | 0.072% | 0.0518% | 0.072% |
信託財産留保額なし | なし | なし | なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし | なし | なし | なし |
アセットクラス | 株式 | 株式 | 株式 | 株式 |
ベンチマーク | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約500銘柄 | 約500銘柄 | 約500銘柄 | 約4000銘柄 |
実質コスト | ||||
2018年 | 0.4070% | |||
2019年 | 0.2030% | 0.4020% | ||
2020年 | 0.1630% | 0.1100% | 0.4000% | |
2021年 | 0.1240% | 0.1000% | 0.4010% | |
2022年 | 0.1120% | 0.1000% | 0.3890% | |
年間収益率 | ||||
2013年 | 18.0% | |||
2014年 | 31.0% | |||
2015年 | 3.0% | |||
2016年 | 7.0% | |||
2017年 | 17.0% | |||
2018年 | -7.7% | -8.0% | ||
2019年 | 30.5% | 10.8% | 30.0% | |
2020年 | 10.3% | 10.2% | 10.0% | |
2021年 | 44.5% | 44.2% | 42.0% | |
2022年 | -1.8% | 2.40% |
【バランス型】
投資信託名 | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型) |
投資対象 | 国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートへ実質的な投資を行う。 基本投資割合は、純資産総額に対してそれぞれ12.5%とする。 | ETF(上場投資信託証券)への投資を通じて、米国の株式及び債券に分散投資を行う。 基本配分比率は、株式50%程度、債券50%程度を基準とする。 |
開始日 | 2017.5.9 | 2022.3.22 |
純資産総額 | 1566.99 億円 | 16.21億円 |
信託報酬 | 0.1540% | 0.0998% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0500% | 0.0220% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.104% | 0.078% |
信託財産留保額なし | なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし | なし |
アセットクラス | 株式、債権、リート | 株式、債権 |
ベンチマーク | – | – |
構成数 | ||
実質コスト | ||
2018年 | 0.2780% | |
2019年 | 0.2370% | |
2020年 | 0.2190% | |
2021年 | 0.2140% | |
2022年 | 0.2030% | |
年間収益率 | ||
2017年 | 7.8% | |
2018年 | -6.7% | |
2019年 | 16.3% | |
2020年 | 1.0% | |
2021年 | 16.0% | |
2022年 | -0.9% |
表に記載してある投資信託はどれもおすすめの投資信託。
次の項に記載した5つの基準もしっかりクリアしているんだ。
そして、この中で初心者に一番オススメなのは【eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)】だよ。
世界のどこが成長しても取りこぼしがない投資信託で、なおかつ手数料が非常に良心的だからね。
初めて購入する投資信託としては一番堅実なんだ。
優秀な投資信託を知っていれば、悪い投資商品を回避することもできるからね。
自分で他の投資信託を検討するときの基準としても使えると思う。
自分でよく検討して信頼できる投資信託を見つけられれば、長期投資の間に大きな下落相場に直面しても落ち着いて行動することができる。
次の選別基準と合わせて確認してほしいな。
5つの基準で投資信託を選別しよう
投資信託は5つの項目をしっかり確認しておくと安心して運用することができるんだ。
広く分散投資されている
これは投資信託の投資対象がどれだけあるのかをチェックしているよ。
全世界や先進国、米国全体くらいの広い範囲に分散されているなら大丈夫。
でも投資先が少ないと、投資先の企業が一つ倒産してしまうだけで運用している資産に大きなダメージを受けてしまうんだ。
最低でも20以上は分散したいな。
そうすれば一つの企業がだめになっても5%程度のダメージで済むからね。
全世界株式は2500以上。
先進国株式は1300以上。
米国株式は500以上。
これだけ分散されているなら一つの会社が倒産してしまったとしても、運用中の資産へのダメージは少なくて済むんだ。
長期的に右肩上がり
当然だけど投資は購入時よりも売却時の金額が高くないと損してしまうよね。
だから、投資対象は長期的に見たときに右肩上がりに成長してほしいんだ。
例え短期的に一時的に投資対象の価値が減少しても、長期的に成長してくれるなら素晴らしい投資対象だといえるよね。
将来的に右肩上がりの投資対象として代表的なものは
- 全世界株式
- 米国株式
などが挙げられるよ。
自分で信じて任せることができる、そんな投資先を見つけるのことが大切だね。
信託報酬や手数料が安い
投資信託の手数料は見かけは少なく見えるかもしれないけど、非常に高いものが多いんだ。
信託報酬1%と聞くと安く見えるかもしれないね。
でも、信託報酬はマイナスの複利が働いてしまうんだ。
手数料だけで1592万円の信託報酬が取られてしまうよ。
これは14%以上が経費として取られてしまうことを意味しているんだ。
信託報酬は0.2%以下のものを選んでおくと、長期投資も安心して継続できるよ。
インデックス(パッシブ)運用であること
投資信託はアクティブ運用とインデックス運用の二つがあるんだ。
この二つの運用方法。
実は長期で見るとインデックス運用のほうが運用成績がいいんだ。
しかも、インデックス運用のほうが信託報酬は安い。
それならインデックス運用をしている投資信託を選ぶようにしたいよね。
純資産総額が十分にある
純資産総額は投資信託が預かって運用しているお金のこと。
この金額が少なくなると強制償還といって、資産運用の途中で強制的に解約されることがあるんだ。
強制償還のタイミングで元本割れだったら、元本割れで確定されて運用終了になってしまう。
純資産総額が10億円~30億円以上あれば、運用が安定するから強制償還の確率は低くなるよ。
純資産総額が大きい、もしくは順調に成長している投資信託を選ぶようにしようね。
全世界株式の投資信託
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
初心者おすすめNo.1の投資信託がeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)なんだ。
初心者から上級者に至るまで、すべての長期投資家にオススメできる投資信託だよ。
正直、迷ったらこの投資信託を選べば間違いないレベルだよ。
投資信託名 | eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) |
投資対象 | 全世界の投資可能な株式市場の大規模、中規模が対象 |
開始日 | 2018.10.31 |
純資産総額 | 6,082.11億円(2022/8/1) |
信託報酬 | 0.1144% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0420% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.072% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | MSCI オール・カントリー・ワールド・イン デックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約2,500銘柄 |
実質コスト | |
2019年 | 0.1190% |
2020年 | 0.2090% |
2021年 | 0.1780% |
2022年 | 0.1700% |
年間収益率 | |
2018年 | -7.5% |
2019年 | 26.8% |
2020年 | 9.0% |
2021年 | 32.7% |
2022年 | -2.4% |
広く分散されていて、信託報酬もとても低い水準に抑えられているんだ。
それに分散されていても株式の投資商品だからね。
リターンもしっかり狙っていけるんだ。
この投資信託の良いところは世界のどこが成長しても取りこぼしがないこと。
世界経済は今後も成長していくよね。
でも、どこが成長するのかは誰にもわからないんだ。
それなら全世界に分散投資すればいい。
これが全世界株式を選ぶ理由だね。
半面、米国株式や個別株などの集中投資に比べるとリターンが低くなってしまうのが弱点になるよ。
自分の必要なリターンを考慮して投資先に組み入れたい投資信託だね。
全世界株式の60%は米国株式が占めているよ。
どこが成長しても絶対に取りこぼしたくないと思ってるひと。長い投資期間でも安心して投資を継続させたいひとに向いているの
先進国株式の投資信託
eMAXIS Slim先進国株式
先進国株式に投資したいのなら一番おすすめの投資信託がこのeMAXIS Slim先進国株式になるんだ。
投資先は先進国の株式になるんだけど、日本は対象にしていないから注意してね。
構成国は「アメリカ」「イギリス」「フランス」「カナダ」「ドイツ」などの22カ国で、日本は対象外。
米国株式の比率は70%を占めているよ。
投資信託名 | eMAXIS Slim先進国株式 |
投資対象 | 先進国の構成国は「アメリカ」「イギリス」「フランス」「カナダ」「ドイツ」などの22カ国。 対象の中に日本は入っていない。 先進国の投資可能な株式市場の大規模、中規模が対象。 |
開始日 | 2017.02.27 |
純資産総額 | 3514.86 億円 |
信託報酬 | 0.1023% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0382% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.064% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約1,300銘柄 |
実質コスト | |
2018年 | 0.2760% |
2019年 | 0.1930% |
2020年 | 0.1790% |
2021年 | 0.1460% |
2022年 | 0.1430% |
年間収益率 | |
2017年 | 16.3% |
2018年 | -11.0% |
2019年 | 28.9% |
2020年 | 9.0% |
2021年 | 38.3% |
2022年 | -2.2% |
この投資信託は投資対象が全世界より狭い。
その分、信託報酬は低く設定されているんだ。
そして、米国株式の比率が全世界よりも高い分、リターンも全世界よりも高い傾向にあるんだ。
全世界よりも安い手数料で高いリターンを期待したいひとは検討してみてもいいかもしれないね。
それと、eMAXIS Slim先進国株式には日本株式が入っていないから、投資信託内の日本株式の比率を気にせず日本株式に挑戦することもできるよ。
米国株式の比率を高めて投資の運用益を高めたい。でも、米国だけだと地域の分散ができないので心配。そんなひとにおすすめなの
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
数ある投資信託の中でも、最初期に低コスト信託報酬の投資信託として登場した。
それが<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドになるんだ。
歴史が長い分、eMAXIS Slimシリーズよりもこちらの投資信託のほうが馴染み深いひともいるかもしれないね。
投資信託名 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
投資対象 | 先進国の構成国は「アメリカ」「イギリス」「フランス」「カナダ」「ドイツ」などの22カ国。 対象の中に日本は入っていない。 先進国の投資可能な株式市場の大規模、中規模が対象。 |
開始日 | 2013.12.10 |
純資産総額 | 4099.77 億円 |
信託報酬 | 0.1023% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0382% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.064% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約1,300銘柄 |
実質コスト | |
2019年 | 0.3150% |
2020年 | 0.2690% |
2021年 | 0.1740% |
2022年 | 0.1600% |
年間収益率 | |
2013年 | 4.9% |
2014年 | 22.6% |
2015年 | -1.6% |
2016年 | 2.7% |
2017年 | 18.6% |
2018年 | -11.1% |
2019年 | 28.8% |
2020年 | 9.0% |
2021年 | 32.9% |
eMAXIS Slim先進国と同様の投資対象をもつニッセイ外国株式インデックスファンド。
その登場は2013年になるんだ。そのときの信託報酬は0.4095%。
それから、どんどん信託報酬は引き下げられていき、今では信託報酬は0.1023%になったんだ。
この投資信託があったからこそ、今のeMAXIS SlimシリーズやSBI・Vシリーズなどの低コスト信託報酬の投資信託が登場したともいえるね。
今後も信託報酬の引き下げが期待できる投資信託だよ。
でも、実質コストに関してはライバルのeMAXIS Slim先進国株式にリードを許しているところが気になるね。
現時点で既に積立投資をしてるなら、気にしないで運用を継続。
今から購入する分をeMAXIS Slim先進国株式にすることも検討してもいいと思うよ。
eMAXIS Slim先進国よりも長い運用実績に信頼を寄せるひと。
今後の信託報酬の引き下げに期待するひと向けなの。
でも、私はeMAXIS Slim先進国のほうが好きなの
米国株式の投資信託
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
今回紹介する米国株式(S&P500)をベンチマークにする投資信託の中で一番人気が高いのが、このeMAXIS Slim米国株式(S&P500)なんだ。
しかも、SBI証券の投信マイレージのポイント還元も含めると2番目に手数料が安い投資信託。
一番ではないところが奥ゆかしいよね。
投資信託名 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) |
投資対象 | 米国株式の大・中企業を対象 |
開始日 | 2018.07.03 |
純資産総額 | 13983.97 億円 |
信託報酬 | 0.0968%→0.09372%(2023.4.25引き下げ) |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0340% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.05972% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約500銘柄 |
実質コスト | |
2019年 | 0.2030% |
2020年 | 0.1630% |
2021年 | 0.1240% |
2022年 | 0.1120% |
年間収益率 | |
2018年 | -7.7% |
2019年 | 30.5% |
2020年 | 10.3% |
2021年 | 44.5% |
2022年 | -1.8% |
米国株式の優良企業500社を対象にしたS&P500指数に連動する投資信託。
世界の経済の中心である米国株式100%の投資信託になるだけあって期待リターンは全世界や先進国株式よりも高いんだ。
半面、リスクも大きくなってしまうから注意が必要だね。
私がメインで投資に使っている投資信託でもあるんだよ。
米国株式は17年以上投資を継続できれば元本割れしないという実績もある。
今後の成長を保証するデータではないけれど、長期投資するときの心強い実績値だよね。
全世界株式と人気を二分にしている投資信託。
米国の将来性、成長性に確信を持てるひとには一番オススメの投資信託なの。
安い手数料でリターンを高くしたいひとにも向いていると思うのよ
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
投資信託のなかでも最も信託報酬が安い投資信託の一つがこのSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドになるよ。前項でも紹介した米国の優秀な企業S&P500を対象にした投資信託になるから期待できるリターンは投資信託の中でもトップクラスなんだ。
投資信託名 | SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド |
投資対象 | 米国株式の大・中企業を対象 |
開始日 | 2019.09.26 |
純資産総額 | 6416.88億円 |
信託報酬 | 0.0938% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0220% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.072% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約500銘柄 |
実質コスト | |
2020年 | 0.1100% |
2021年 | 0.1050% |
2022年 | |
年間収益率 | |
2019年 | 10.8% |
2020年 | 10.2% |
2021年 | 44.2% |
2022年 | 2.40% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)との違いはSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドは海外のETFを利用して米国に投資をしているところ。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は直接、米国株式に投資しているよ。
そのせいか、信託報酬はSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドのほうが若干安いんだ。
でも、SBI証券で投資をするときの投信マイレージのポイント還元を考えるとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のほうが手数料は安くなるところが弱点かもね。
それに、運用成績はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のほうが優秀。
これはeMAXIS Slimシリーズは先物取引も上手に利用しているからなんだ。
SBI・Vシリーズは先物取引の利用はしていない。
先物取引はリスクも高い。そのリスクを回避するため、そしてインデックス運用に徹するために、SBI・V・S&P500 インデックス・ファンドは、あえて先物取引をしていないんだ。
先物取引に抵抗があるひとはSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドを購入するほうがいいかもしれないね。
投信マイレージよりも実態の信託報酬の安さを重視したいひと。
先物取引に抵抗があるひとはSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドが向いていると思うの
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
2022年8月3日に信託報酬が引き下げられてSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドと同水準の手数料になった投資信託。それが、iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドなんだ。
投資信託名 | iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド |
投資対象 | 米国株式の大・中企業を対象 |
開始日 | 2013.9.3 |
純資産総額 | 122.53億円 |
信託報酬 | 0.0938% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0500% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.044% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約500銘柄 |
実質コスト | |
2018年 | 0.4070% |
2019年 | 0.4020% |
2020年 | 0.4000% |
2021年 | 0.4010% |
2022年 | 0.3890% |
年間収益率 | |
2013年 | 18.0% |
2014年 | 31.0% |
2015年 | 3.0% |
2016年 | 7.0% |
2017年 | 17.0% |
2018年 | -8.0% |
2019年 | 30.0% |
2020年 | 10.0% |
2021年 | 42.0% |
手数料を基準に米国株式の投資信託を選ぶならiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドが第一候補になるんだ。(2022年8月時点)
iシェアーズ 米国株式(S&P500)はポイント還元が一番高く、信託報酬が一番低い(同率一位)のがわかるよね。特にポイント還元の効果は大きくて信託報酬との差し引きを考えると圧倒的な安さになるんだ。
手数料が安いことは長期投資の大きなメリット。
iシェアーズ 米国株式(S&P500)の手数料は他のS&P500連動の投資信託と比べると4割引の手数料になる。でも、この投資信託には弱点が3つあるんだ。
- 運用実績がeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のほうがよいこと。
- 実質コストが未確定なこと。
- 投信マイレージがいつまで高還元なのかわからないこと。
【運用成績】
iシェアーズ 米国株式(S&P500)の運用実績はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のほうがいいんだ。
運用実績は今後も続くのかわからない。でも、過去の運用成績は投資先を決めるときの重要な要素だよね。
【実質コスト】
昨年の実質コストは0.3890%だったんだ。
信託報酬は0.375%だったから隠れコストは差し引きの0.014%。
このまま据え置きなら問題ない。
でも、信託報酬を引き下げたけど、隠れコストが増えては意味がないよね。
【投信マイレージ見直しの可能性】
投信マイレージのポイント還元に見直しが入るかもしれないところ。
投信マイレージは信託報酬の低い投資信託にはポイント還元が低い傾向があるんだ。
今回、iシェアーズ 米国株式(S&P500)は信託報酬を引き下げた分だけ投信マイレージのポイント還元が上がってしまう可能性がある。
今後のSBI証券の動きに注意が必要なんだ。
今、別の投資信託で投資をしているひとは、iシェアーズ 米国株式(S&P500)が「いいな」と思っても慌てて切り替える必要はないよ。
一年くらい様子を見て、実質コストを確認してから投資を始めても全く問題ないからね。
iシェアーズ 米国株式(S&P500)は投資の手数料が一番安くなる投資信託なの。
でも今後の運用成績が大切だから、運用開始してから1年から2年くらいは様子見をおすすめするの
SBI・V・全米株式インデックスファンド
SBI・V・全米株式インデックスファンドは米国の投資可能な株式市場の大規模、中規模、小規模の企業を対象にした投資信託。ETFならVTIに相当するんだ。
投資信託名 | SBI・V・全米株式インデックスファンド |
投資対象 | 米国の投資可能な株式市場の大規模、中規模、小規模が対象 |
開始日 | 2021.6.29 |
純資産総額 | 950.06億円 |
信託報酬 | 0.0938% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0220% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.072% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式 |
ベンチマーク | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
構成数 | 約4000銘柄 |
実質コスト | 実績データなし |
年間収益率 | 実績データなし |
信託報酬は同じSBI・Vシリーズの仲間であるSBI・V・米国株式(S&P500)と同じ0.0938%なんだ。
SBI・V・米国株式(S&P500)はETFでいうVOOに相当するね。
VTIとVOOどちらも同等のリスクとリターンが期待できるから、どちらが正解というのはないんだ。
自分が好きなほうを選ぶといいよ。
小規模企業の成長に期待しているならSBI・V・全米株式インデックスファンドを選ぶといい。
小規模企業に興味がなかったり、別の投資信託やETFで小規模の企業に投資をしているなら、S&P500で大丈夫。
私自身は別の投資信託で小規模の企業に投資をしているからS&P500を選んでいるんだ。
まだ新しい投資信託だから今後の運用成績に注目していきたいね。
優秀な投資信託だけど焦って運用している投資信託を変える必要はないの。
興味があるなら新規購入分から変更するだけでいいのよ
バランス型の投資信託
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
私が退職金が入ったときに使いたい投資信託その1だよ。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内リート
- 先進国リート
以上の8つの資産を均等に分割して資産運用しているんだ。
各アセットクラスに12.5%の均等割り。
そして国内株式など個別の資産は時価総額加重平均で分散されている。
時価総額加重平均は単純に平均しないで、企業の評価の大小を反映して平均値を出す方法なんだ。
投資信託名 | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) |
投資対象 | 国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートへ実質的な投資を行う。 基本投資割合は、純資産総額に対してそれぞれ12.5%とする。 |
開始日 | 2017.5.9 |
純資産総額 | 1566.99 億円 |
信託報酬 | 0.1540% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0500% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.104% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式、債権、リート |
ベンチマーク | – |
構成数 | |
実質コスト | |
2018年 | 0.2780% |
2019年 | 0.2370% |
2020年 | 0.2190% |
2021年 | 0.2140% |
2022年 | 0.2030% |
年間収益率 | |
2017年 | 7.8% |
2018年 | -6.7% |
2019年 | 16.3% |
2020年 | 1.0% |
2021年 | 16.0% |
2022年 | -0.9% |
この投資信託は資産を取り崩しするときに使いたい投資信託になるよ。
8資産均等型の投資信託は株式の割合が低いため成長は遅め。
でも、たくさんのアセットクラスにバランスよく投資をしてくれるから運用が安定するんだ。
資産形成が完成して成長性よりも安定性が必要になったら、この投資信託を使いたいんだ。
具体的には退職金の資産運用はこのeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)にしたい。
だた、私が少し気になっているのは、リートの資産配分が高いこと。
株式と債券と同程度の割合になっているのは少しやり過ぎだと感じているんだ。
そこは別の投資信託を利用することを考えているんだ。
慌てて使う必要はないの。
これは資産が大きく育ったひと向けの投資信託なのよ。
自分の成長にあった投資信託を選んでいきたいの。
SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)
退職金が入ったら使いたい投資信託の2つ目だよ。
投資信託名 | SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型) |
投資対象 | ETF(上場投資信託証券)への投資を通じて、米国の株式及び債券に分散投資を行う。 基本配分比率は、株式50%程度、債券50%程度を基準とする。 |
開始日 | 2022.3.22 |
純資産総額 | 16.21億円 |
信託報酬 | 0.0998% |
SBI証券:ポイント付与率(投信マイレージ) | 0.0220% |
信託報酬-投信マイレージ | 0.078% |
信託財産留保額なし | なし |
解約手数料(税込)なし | なし |
アセットクラス | 株式、債権 |
ベンチマーク | – |
構成数 | |
実質コスト | 実績データなし |
年間収益率 | 実績データなし |
まだ、始まったばかりの投資信託だから実績データはまだないんだ。
でも、SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)とeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を組み合わせれば、私の理想の資産配分にできると思っているんだ。
高いと感じているリートの資産配分の比率を、米国株式と米国債券の投資信託を入れることで安定的に下げることができるんだ。
使う投資信託も二つだけだから管理も簡単だしね。
SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)とeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の比率がまだ決まっていないところが難しい点だね。
まとめ
今回はおすすめの投資信託の紹介だったね。
実際に私が使ったことのある投資信託については感想も一緒に添えてみたよ。
一番おすすめする投資信託はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)になるよ。
他の投資信託は投資に慣れてきて、自分の好みがわかってきたら、少しづつ使うようにしてほしいな。
初めは生活防衛費を確保。
- 毎月の生活費の6カ月~24カ月分が目安。
次に分散投資。
- ドルコスト平均法で時間の分散。
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)で地域の分散。
そして、資産が大きくなって1000万円を超えてきたらアセットクラスも分散
- 債権
- ゴールド等のコモディティ
- 仮想通貨(全資産の2~5%程度)
これらにも目を向けてみよう。
アセットクラスの分散も大切になるからね。
ゆっくりコツコツ積立して小さなお金持ちを目指していこうね。
最後に投資の基礎知識もリンクを貼っておきます。
これがきっかけで投資をがんばる人の役に立てればと思います。
今回の記事が参考になると嬉しいです。
一緒にコツコツ継続していきましょう。
ありがとうございました。
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