ハニミチさん。
全世界株式や米国株式、新興国株式については教えてもらったよね。
でも先進国株式についてはまだよく分からないの。
先進国株式ってどんな投資対象なのかな。
どうやって先進国株式を使えばいいの?ハニミチさん教えて?
こんばんは、ハリネ。
そういえば、ハリネには先進国株式についてはまだ説明していなかったね。
先進国株式の投資先である「先進国」というのはあいまいなんだ。
例えば先進国の対象に韓国が入っているベンチマークがあったり、入っていないベンチマークがあったりする。だから何に投資しているのかわかりにくいんだ。
でも、先進国株式をよく理解して投資に活用できれば、自分の好みにポートフォリオ(投資の配分)を作ることができるんだ。
今回は先進国株式について勉強して、先進国株式の活用方法を一緒に考えてみようね。
投資先のことはちゃんと理解しないといけないよね。自信をもって投資を続けるには必要なことだよ。
先進国とは何か?
先進国というのは高度な工業化を達成していて、技術水準や生活水準が高い、経済発展が大きく進んだ国のことをいうんだよ。代表的な先進国として挙げられるものとして、主要先進7カ国があるよ。
先進国と発展途上国を区別するための基準をどうやって決めるのかはとても難しい。実は先進国を定義する明確な認定基準がないんだよ。
ここでは代表的な定義を3つ紹介するね。
定義1.経済協力開発機構(OECD)の加盟国を先進国として扱う。
この加盟国の中にはトルコやメキシコなどの先進国としては扱わない国も加盟している。
定義2.国際通貨基金による定義。
2017年時点では39カ国を経済先進国としている。
定義3.日本の内閣府が発表している「世界経済の潮流」。
先進国・地域を「IMFの分類による」としている。IMFの定義は、OECDに加盟する35カ国から、ハンガリー、メキシコ、ポーランド、ドルコの5カ国を除いた30カ国及びキプロス、香港、リトアニア、マルタ、マカオ、プエルトリコ、サンマリノ、シンガポール、台湾。
このように先進国の定義は設定する機関によって変わってくるんだ。だから、投資をするときは対象の国をよく確認する必要があるんだよ。
先進国株式に投資するメリットとデメリット
デメリット
先進国株式に投資をするときのデメリット、というよりは注意点を紹介するね。
先進国株式は投資対象が先進国だけを対象にするから、分散投資としては全世界株式よりも弱いんだ。
また、投資の年の平均リターンは米国株式によりも少なくなる傾向がある。
そのため、投資の分散を優先するなら全世界株式を選択すれば良くて、投資の利益を優先するなら米国株式を選ぶ方が良いんだ。だから、インデックス・ファンドを一つだけ選ぶとしたら、先進国株式が候補になることはあんまりないんだ。
メリット
先進国株式に投資をするメリットはちゃんとあるんだよ。
投資を行うときは分散投資が大切だとずっといっていたけど、分散させる方法は人それぞれ好みがあるよね。手軽で簡単な方法に全世界株式のインデックス・ファンドに資産を全て預けるのも有効な方法だね。手数料も安くて、自動的に資産を分散投資してくれるから簡単。
でも、全世界株式インデックス・ファンドへの投資は資産配分を自動的にしてくれるけど決まった形の資産配分にしかできないんだ。
だから、先進国株式のインデックス・ファンドを使って自分の好みの資産配分にするんだよ。
例えば新興国株式のリスクを許容してもっとリターンを求めたいのなら、新興国株式のインデックス・ファンドを多く保有するようにする。また、日本の個別株を保有している人は日本株式のインデックス・ファンドの割合を少なくして、調整することもできるね。
先進国株式の代表的なベンチマーク
MSCI KOKUSAI インデックス
割合は変動していることがるので参考値です。
投資資産の約70%がアメリカに集中しているね。経済成長や将来性を考えると悪いことではないよ。
MSCI KOKUSAI インデックスに連動の投資信託
FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス
割合は変動していることがるので参考値です。
小型株まで対象とすること、「日本」と「韓国」を投資対象いしていることがMSCIとの大きな差だね。リターンはMSCI KOKUSAI インデックス(円換算ベース)の方が若干高いんだ。
FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックスと連動の投資信託
まとめ
先進国株式のインデックス・ファンドは、自分の好みに合わせた資産配分を形成するのに役に立つ投資信託です。ベンチマークによって投資先が違うので注意する必要があります。
自分の資産形成に応じたベンチマークを選択すると良いでしょう。
また、投資信託は信託報酬はどれも安く純資産総額も30億円を超えているため繰上償還(強制解約)の危険も少ないです。そのため今回紹介した投資信託は好みで選べると思います。
最後に投資の基礎知識もリンクを貼っておきます。
これがきっかけで投資をがんばる人の役に立てればと思います。
今回の記事が参考になると嬉しいです。
一緒にコツコツ継続していきましょう。
ありがとうございました。
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