2023年当初からの上昇局面でナスダック100は大きく回復。
30%を超える上昇を記録しました。
それに伴って、ナスダック100指数にレバレッジをかけた投資信託。
【レバナス】へ投資する個人投資家から喜びの声が聞こえるようになってきました。
私もサテライトでレバナスを積立投資しています。
積立年数としては約1年間。
2022年の下落局面と2023年の上昇相場の両方を経験することができました。
レバレッジ商品なだけあって通常の投資信託とは別次元の値動きの大きさに驚きましたが、私のレバナスを運用するにあたってのルールが明確になりました。
今回の記事はレバナスに興味を持って、レバナス購入を検討される方の参考になる記事になります。
よろしくお願いします。
ハニミチのレバナス投資戦略
まずは私のレバナスと付き合う方法を明確にしておくね。
レバナスは値動きの幅が非常に大きいんだ。
個人投資家の中にはレバナスだけに絞って運用している人がいるけど、私には難しかったよ。
レバナスの割合が大きいと上昇下落に一喜一憂してしまって心の平静を保てなかったんだ。
だから、レバナスはサテライト投資。
本命の投資とは別の、お楽しみ枠の投資として付き合うことにしたんだ。
サテライト投資としてレバナスを扱うためにハニミチが決めたルールがこれだよ。
特に最後のひとつ。
「一定の利益が出たら元本は引き出して、運用益だけで運用する」
これができれば、レバナスで運用中に大きな下落局面が来ても絶対に赤字にならないんだ。
赤字にならない状況は心の平静を保つことに繋がる。
ゆとりをもってレバナスを運用することができるんだ。
レバナスとは?
こんにちはハニミチさん。
私、レバナスってきいたことあるのよ。
とっても危ないから、初めて投資するなら選ばない方がいいいってハニミチさんがいっていた商品なの。
なのにどうして、ハニミチさんはレバナスを買っているの?
こんにちは、ハリネ。
確かにレバナスは値動きが激しい金融商品だから、投資初心者には全くお勧めできないんだ。
初心者投資家は大きなリターンを追求して投資先を決めてしまうけど、資産運用を継続することができなければ大きなリターンを得ることはできない。
だから、投資をはじめて挑戦するなら継続しやすい投資先を選ぶことが大切なんだ。
私もレバナスに投資するのは次の理由からだよ。
- 運用の利益率をレバナスを使って上げたい
- レバナスの値動きを実際に体験して自分のリスク許容度を確認したい
- 投資経験も長くなってきて、少額のレバナス運用なら狼狽売りしないと思ったから
自分のことを確認する意味でもレバナスの運用をしてみたかったんだ。
自分に合わないなら諦めて撤退する予定。
レバナスの騰落率と平均リターン
レバナスの2017年から2022年にかけての騰落率は148.5%~▲52.3%で平均利回りは48.6%。
他の資産クラスなら先進国株式で騰落率59.8%~-12.4%で平均利回り15.3%。
レバナスの平均利回りにおける期待値は先進国株式に比べて3倍以上あるんだ。
ITバブルの崩壊のほうな状況が発生するとレバナスの利回りは大きく減少するね。
運用資金の90%が失われることもあるから、レバナスの運用は慎重になる必要があるんだ。
レバナスの基本事項
レバナスはナスダック100指数の日々の値動きが2倍程度になるように設計された金融商品になるんだ。
【レバナスの特徴】
レバナスとはNASDAQ100の1日あたりの値動きの2倍程度になるように設計された金融商品。
有名な投資信託では大和レバナスや楽天レバナス、auレバナスなどになるんだ。
その特徴として、レバナスを使うと元手が少なくても大きな投資効果を得ることができる。
ただし、相場の予測が外れた場合、想定以上に大きな損失を被ることにも繋がる諸刃の剣だよ。
レバレッジ系の金融商品は株価が下落した後に元の水準まで回復しても、レバレッジ商品の価格はプラスマイナスゼロどころかマイナスのままで価値が逓減してしまうこともデメリット。
レバレッジ型の金融商品は一般的に中長期の投資には向かず、比較的短期間の市況に向いている金融商品になるよ。
投資経験が少ない方が中・長期の資産形成を目的としてレバレッジ型の金融商品を投資対象とする場合には十分な注意が必要なんだ。
- 下落時に動揺して投げ売りしてしまう
- 上昇局面で上がりきる前に利益確定して機会損失してしまう
この二つが主な注意点になるんだ。
レバナスのメリット・デメリット
やっぱりレバナスって怖いのよ
どうして、そんなところに投資するの?
そんなリスキーなレバナスだけど、NASDAQ100指数に連動するだけあって、長期的には右肩上がり。
10年、20年の長期投資として考えれば、負ける可能性は低い投資先になるんだ。
そして、上昇相場に乗ることができれば、資産を一気に増加させることができるんだ。
その資産の増加(減少含む)速度は他の投資信託の追随を許さないよ。
レバナスは一攫千金を狙うことができる、希少性の高い投資信託なんだ。
ただ、やっぱり下落局面は恐ろしい。
一度、下落相場に入ればレバナスの9割以上が損失することも十分にありえるんだ。
そんな状況でも、レバナスを保有できる人は殆どいないんだ。
大きな損失が出てしまって投資からリタイア。
二度と投資をしなくなるかもしれない。
長期で見れば勝ち確定といえる優秀なレバナス。
ただ、暴れ馬のように下落相場に入ったときはレバナスホルダーの腕を振り解いて逃げていくんだ。
では、どうすればレバナスを下落局面でも保持続けることができるのかな?
下落局面でもレバナス運用を続ける方法
レバナス運用を成功させるには二つの方法が考えられるんだ。
[基本的にタイミングは読めない]
まず、タイミングを見て売買することは不可能なんだ。
短期の売買を1、2回程度なら成功する可能性は確かにあるよ。
でも、資産形成の目標金額まで継続的に売買を成功させ続ける事は不可能に近い。
それができるのは、神様に愛された人だけなんだ。
[長期で保有する]
では、成功させる方法は、もう一つの方法。
長期保有ということになるね。
でも、乱高下するレバナスを気合いと根性だけで保有し続けることは厳しいんだ。
レバナスが上昇しても、下落しても心が消耗してしまう。
最悪の場合、精神的に参って病気になったり、投資からリタイアてしまうかもしれないんだ。
では、どうするのか?
①レバナスの値動きに慣れるために少額積立から始める
株式投資を始めたばかりのときを思い出して欲しいな。S&P500の普通の値動きにすら、一喜一憂していたあの頃のことを。
始めのうちは株価の変動にドキドキしていたけど、長期積立を継続していくうちに少しずつ価格の変動に慣れてきたよね。
今では少々の株価の変動にも落ち着いて対応することができるようになったはずだよ。
(投資歴が1年未満の方はごめんなさい。ドキドキしても、仕方ないです)
「あ、結構下落してる。仕方ないなぁ。また、いずれ上がるから我慢するか」みたいな感じだね。
レバナスの値動きも同じなんだ。
一括で投資するとレバナスの大きな資産変動に慣れる前だから、とても消耗する。
だから、少額の積立投資でゆっくり慣らしていくんだ。
毎月1000円〜5000円くらいの少額で積立をしていけば少しずつ資産の変動に慣れていけるよ。
②レバナスの資産割合を低くする
全資産がレバナスだけだとしたら、レバナスの資産変動に耐えられるはずがないよね。
レバナスに投資していた資産がいきなり9割も損失することを考えたら、絶対に落ち着かないよ。
私も全財産が十分の一になってしまったら泣いてしまうかも。
レバナスは下落局面では9割損失もあり得るからね。
なので、レバナス一本での資産運用は原則禁止。レバナスは資産運用の一部に留めておく必要があるんだ。
- 本命の投資を全世界株式に90%
- サブの投資にレバナスを10%
のような形だね。
資産配分でレバナスを控えめにしておく方が安全。
でも、レバナスに夢を見たいのなら、毎月の積立金額の割合を少し高めに設定しておくと良いんだ。
ただし、
- 下落局面でも積立をやめない
- 上昇相場では投資額は変えない
- ホールドを続ける
これは守ること。
自分の感情で投資計画を変えるのは、投資スキルの成長も阻害してしまうからね。
それに、本命の全世界株式が成功したなら、レバナス運用が失敗しても、人生計画に不安はないよ。
レバナスは下落局面では90%以上の損失もあり得るからから、レバナスだけに全てを託すのはギャンブル過ぎるよね。
③当初の投資計画を変えない
投資方針は変えてはいけないよ。
生活環境が変化してどうしても必要になったときは仕方ないけど、自分の感情で投資方針を変えるのはNGなんだ。
なぜなら、上昇相場で調子の良いときほど追加投資したくなるけど、このときのレバナスの価格は高い。
また、下落局面で投資が恐ろしくなっているときほど投資を中止したくなるけど、このときのレバナスの価格は安い。
つまり、自分の感情に流されて投資方針を変えてしまうと、「高い時に買う」「安い時に買わない」ということになってしまうんだ。
これでは、レバナス運用が成功するはずないよね。
初志貫徹
レバナスの積立投資は初めによく検討して、自分が無理なく継続できると判断した積立投資の方針を継続することが大切になるんだ。
当然、レバナス運用は無理と判断することも大切。
【まとめ】
今回は私がサテライト投資しているレバナスの投資戦略についてをお伝えしました。
もう、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、レバナスの戦略は普通の積立投資と同じ投資戦略になります。
- ドルコスト平均法でしっかり長期保有する
- 広く分散した投資をメインにする
- 投資は余剰資金で行う
ですが、レバナスは価格の変動幅が凶暴なため、普通の投資信託よりも繊細なリスク管理が必要になるのです。
そういう意味で、普通の積立投資に慣れたベテラン投資家が扱うべき金融商品なのでしょう。
私にも、まだ手を出すのには早い商品ですね。
最近のレバナスは大きな上昇を見せて、レバナスに興味を持っている方も多いと思います。
ですが、レバナスの変動は本当に大きいです。そのリスクの高さに魅力を感じてしまうかもしれません。
レバナスは含み益が出たときにすら、普通の投資に満足できなくなるような、ある意味で毒になり得るくらいのクセの強さがあります。
レバナスに投資するなら、ゆっくり少しずつ購入して、その変動に慣れることから始めてください。
銀行貯金が徒歩なら債権は自転車
S&P500が自動車ならレバナスは飛行機
高く遠くへ行くこともできますが、リスク対策だけはしっかり備えておきましょう🌸
最後に投資の基礎知識もリンクを貼っておきます。
これがきっかけで投資をがんばる人の役に立てればと思います。
今回の記事が参考になると嬉しいです。
一緒にコツコツ継続していきましょう。
ありがとうございました。
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