【現在マイナス!?】iFreeレバレッジ FANG+を買ってみた【サテライト戦略】

積立投資

みんなはiFreeレバレッジ FANG+という投資信託を知ってるかな?

「FANG」はフェイスブック(メタプラットフォームズ)(Facebook(Meta Platforms))、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、ネットフリックス(Netflix)、グーグル(Google(Alphabet))の頭文字をつないだもの。

そこにアップル(APPLE)、マイクロソフト(Microsoft)、テスラ(TESLA)、エヌビディア(NVIDIA)、アドバンストマイクロデバイセズ(ADVAVCED MICRO DEVAICES)、スノーフレイク(SNOWFLAKE)の6銘柄を追加した合計10銘柄が2023年9月の「FANG+」なんだ。

この「FANG+」はたった10社にもかかわらず米国株式の25%を占める割合があるんだ。

2022年10月から2023年7月の間に米国株式はアップルやエヌビディアを中心に大きく反発した。

その際に「FANG+」も大きく反発。

S&P500を大きく上回るリターンをたたき出したんだ。

平均的リターン:+58.72%

これにレバレッジをかけたiFreeレバレッジ FANG+はさらに大きなリターンを生み出したんだ。

でも、そんな最強に見えるiFreeレバレッジ FANG+だけど、大きなリスクも抱えているんだ。

今回のブログの結論はこちら

今回わかる事
  • 7月に一括購入を実行したが、8月の相場で大きな赤字の状態
  • テーマ型の投資信託だが将来性は高く成長力も大きいため、このまま運用を継続する
  • 上下の振れ幅が大きいため、資産の一部で運用するサテライト戦略に利用するのが合理的

最強の投資先にも思えるiFreeレバレッジ FANG+について、実際に運用した感想も交えて解説するね。

ハニミチのサテライト運用報告【iFreeレバレッジ FANG+】

まずは、しっかりお伝えしておくよ。

私のiFreeレバレッジ FANG+の運用成績は真っ赤な赤字状態。

iFreeレバレッジ FANG+の値動きの激しさと、投資タイミングの難しさに少しだけ購入したことを後悔していたりするんだ。

iFreeレバレッジ FANG+の利用は慎重にね。

【レバナスのサテライト運用は成功】

2022年10月に運良く底値付近でサテライト運用にレバナスを一括購入していたため、2023年7月までは上昇相場乗ることができたんだ。

レバナスは半年の間に30%の大きなリターンを生み出してくれたんだ。

これに気を良くした私は2023年6月にレバナスを一部解約。

運用していたレバナスの7割を現金化して利益確定したよ。

これでレバナスは30%のリターン分だけで運用している形になったんだ。

ここは成功したといえる。

そこまでは良かったんだけどね。

2023年7月にiFreeレバレッジ FANG+に乗り換えたんだ。

【iFreeレバレッジ FANG+のサテライト運用は難局】

2023年7月にiFreeレバレッジ FANG+を一括購入。

今思えば、順調な株式市場の波に乗ろうと少し焦っていたのかもしれない。

みんなも知ってのとおり2023年の8月からは市場は難局を迎えているんだ。

7月に一括購入したiFreeレバレッジ FANG+も市場の荒波に呑まれてしまったよ。

具体的には2023年の9月末の時点でiFreeレバレッジ FANG+の運用成績はマイナス25%の大赤字。

2か月間でこれだけ大きな赤字になるとはレバレッジの怖さが浮き彫りになった形だね。

私の資産運用の中でiFreeレバレッジ FANG+の割合は8%程度。

今のところは狼狽売りに走ることはなさそう。

もう少し様子を見るつもりなんだ。

とはいえ、赤字になったのは正直悲しい。

今、振り返って思い返すとiFreeレバレッジ FANG+を一括購入するのは早計だったのかもしれない。

サテライト運用としての金額を一括で購入したんだけど、もう少し購入するペースを落としていればよかったんだ。

iFreeレバレッジ FANG+はテーマ型で集中投資。それなら、ドルコスト平均法を利用して時間的な分散だけでも取ってあげればよかったんだ。

ハニミチのサテライト運用結果
  • レバナスは好調のまま7割の利益確定に成功
  • FANG+は7月の一括購入によって赤字状態
  • 合計のサテライト運用はなんとか黒字の状態

【反省】新しい投資信託を購入する際は慎重に購入方法を考えていきたい

iFreeレバレッジ FANG+の特徴

FANG+とは?

指数の正式な名称はNYSE FANG+指数

フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット傘下のグーグルなどのテクノロジー企業やテクノロジー対応企業の取引量の多い成長株で構成されているよ。
テクノロジーおよび消費者裁量セクターのセグメントを代表するように設計された等金額投資する指数なんだ。

「FANG」は誰もが知っている米国の超大企業

・フェイスブック(メタプラットフォームズ)(Facebook(Meta Platforms))
・アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)
・ネットフリックス(Netflix)
・グーグル(Google(Alphabet))

のこと。「FANG+」はこれに

・アップル(APPLE)
・マイクロソフト(Microsoft)
・テスラ(TESLA)
・エヌビディア(NVIDIA)
・アドバンストマイクロデバイセズ(ADVAVCED MICRO DEVAICES)
・スノーフレイク(SNOWFLAKE)

これらを加えた超豪華な10企業を均等割りした指数のことなんだ。

米国を代表する大きな企業だけで構成された指数だから、高い上昇を期待することができるよ。

FANG+の魅力

FANG+の魅力は、以下の3点。

【成長性が高い】
FANG+はいずれも、デジタル経済の成長によって大きな恩恵を受けているんだ。今後もデジタル経済が拡大していくと予想されるから、FANG+の成長は続くことが期待できるよ。

【収益性が高い】
FANG+はいずれも、高い収益性を誇っている。これらの企業が優れたビジネスモデルを構築していることがわかるよね。

【キャッシュフローが豊富】
FANG+はいずれも、豊富なキャッシュフローを生み出しているよ。つまり、これらの企業はM&Aや研究開発などに多くの資金を投入することができるんだ。

米国を代表する企業
・フェイスブック(メタプラットフォームズ)(Facebook(Meta Platforms))
・アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)
・ネットフリックス(Netflix)
・グーグル(Google(Alphabet))
・アップル(APPLE)
・マイクロソフト(Microsoft)

現状では、これらを追い越すことができる可能性のある企業は非常に少ないよね。

例えば、アップルは2022年に時価総額3兆ドル(約345兆円)を突破しているんだ。(2023.09.15は2.74兆ドル)

これは日本の東証1部全体の時価総額の約半分に匹敵する規模になるよ。

同じように、

アマゾン:1.45兆ドル。

グーグル(アルファベット):1.74兆ドル。

米国を代表する企業は世界を代表する企業なんだ。

一国の経済規模に匹敵する規模の会社を今から追い越すのは並大抵の苦労ではないんだ。

未来永劫、米国の5大企業がトップに君臨するのかと言えば、答えは「NO」。

盛者必衰。いつかは入れ替わりの時は来ると考えているよ。

でも、今から20~30年の間は米国の5大企業の優勢はなかなか変わらない。

巨額の資本で研究開発や企業買収を行える米国の5大企業は今後も成長を続けていきそうだね。

レバレッジとは?

iFreeレバレッジ FANG+はレバレッジ型の投資信託になるんだ。

レバレッジ型の投資信託は一日の増減が指数の数倍程度になるような運用を目指した投資信託だよ。

投資信託の種類によって2倍や3倍などレバレッジの割合が異なる。

有名なレバレッジ型の投資信託には「iFreeレバレッジ NASDAQ100」などもあるよ。

通称「大和レバナス」「レバナス」などがそれだね。

「レバナス」は一日の増減が2倍程度になるように設計されているよ。

一日の増減が2倍程度だからって、一年間の増減が2倍程度になる訳ではないことに注意してね。

上手く上昇相場に乗れば、少ない資金で大きなリターンを生み出すことができるんだ。

ただ、当然のことだけどマイナスの動きも2倍程度になる。

更に上がったり下がったりを繰り返すレンジ相場になると、資産が減衰して元の水準よりも少なくなってしまうから注意が必要なんだ。

レバレッジ型の投資商品を使うときは少額投資から始めてること。

レバレッジ型の投資商品の値動きに自分が耐えられるかは実際に体験してみないとわからない。

大きな金額をいきなり入れてしまって、値動きに耐えられないと感じても、大きな赤字を出していて後悔することになるかもしれない。

レバレッジ型の投資商品は短期・中期の投資のために設計されたものが多い。

市場の波に乗って運用することを前提にしているんだ。

レンジ相場の時は減衰したりするから、長期積立には基本的に向いていないよ。

レバレッジ型の投資信託を利用するなら、それを理解したうえで購入を検討しようね。

FANG+のリスク

iFreeレバレッジ FANG+の弱点

そんな、米国の5大企業を含んだFANG+だけど、注意点も存在しているんだ。

【競争が激化している】
FANG+はいずれも、競合他社との競争が激化している。これらの企業の成長を鈍化させる可能性があるんだ。

【規制リスク】
FANG+はいずれも、政府による規制リスクがあるよ。規制が強化されると、これらの企業の収益や成長に影響を与える可能性があるんだ。

出る杭は打たれる。

一企業が大きく成長しすぎているため、政府からも目をつけられている部分があるんだ。

例えば、中国はアップル製品のiPhoneを規制しているよ。

中国は一部中央政府機関の職員に公務でのiPhoneの使用を禁止していて、アップルはその発表を受けて株価を大きく損ねたんだ。

また、日本からも「アップルストア」の開放を要求しているんだ。

スマートフォンのアプリ入手に使うアップルストアはアップルがアプリ企業から最大30%の手数料を徴収している。ここを規制されるとアップルの利益も制限されてしまうんだ。

「アップルストアの開放」は私たちユーザーの利益にもなるから、アップルの株主なら少し複雑な気持ちになってしまうよね。

iFreeレバレッジ FANG+とiFreeNEXT FANG+インデックスを比較

大和アセットマネジメント【iFreeNEXT FANG+インデックス】のリンク

大和アセットマネジメント【iFreeレバレッジ FANG+】のリンク

iFreeレバレッジ FANG+とiFreeNEXT FANG+インデックス。

これらはどちらも同じファング+への投資。

差はレバレッジの有無だけなんだ。

ファング+への投資はテーマ型のブームに乗った投資で、大企業とはいえ10社に絞った集中投資。

「テーマ」に「集中」

そうなるとリスクを非常に高くとった投資をしていることになる。

S&P500に連動した投資信託と比較すると分かりやすいかも。

S&P500は米国の上位500社を厳選した指数。当然、ファング+の銘柄も含まれているんだ。

【S&P500の構成銘と比率】

企業名構成比率(%)
アップル7.7
マイクロソフト6.2
アマゾンドットコム3.4
エヌビディア2.9
テスラ2.1
メタ(旧フェイスブック)2.0
アルファベット(グーグル)A2.0
アルファベット(グーグル)C1.9
バークシャーハサウェイ1.9
ユナイテッドヘルスグループ1.2

ファング+は一つ目銘柄の比率は10%くらいだから、S&P500よりも集中投資しているのがよく分かるよね。

ここに更にレバレッジをかけて、更にリスクを大きくする必要は長期投資にはないんだ。

レバレッジをかけてファング+に投資をするなら、「短期〜中期のトレンドに乗った投資を実行するために利用する」これが理にかなった利用方法。

市場の動きをよく確認しておかないと、痛い目に会う難しい投資。

レバレッジファング+は放置して利益が出る投資信託ではなくて、タイミングを見極めて売買するタイプの投資信託になるんだ。

iFreeレバレッジ FANG+とiFreeレバレッジ NASDAQ100を比較

大和レバナスはナスダック100に連動した投資信託。
レバレッジがかかっているのはレバレッジファング+と同じだけど、レバナスは投資対象が広いんだ。
当然、リスクも分散されるんだ。

長期的な投資商品として利用するのは、本来ならNGのはずのレバレッジ型の投資信託にも関わらず、過去データでは高い適正を誇っているよ。
本来はレバレッジ型の投資商品は短期〜中期に適した投資商品として設計されているからね。

【Nasdaq100の構成銘柄と比率】

企業名構成比率(%)
マイクロソフト12.93
アップル12.10
エヌビディア7.12
アマゾン6.70
テスラ4.20
メタプラットフォームズ4.08
アルファベットA3.88
アルファベットC3.84
ブロードコム2.48
ペプシコ1.69

マイクロソフトやアップルの割合はファング+よりも高い事が驚きだね。

時価総額加重平均だから、資産価値が大きい会社の割合が多くなるのは当然なんだけど、10%を超えているのは凄いよね。

実はマイクロソフトとアップルに集中して投資したいのならレバナスのほうが適しているんだ。

加重平均とは平均値を算出する場合に単純に平均せず量の大小を反映する計算方法のこと。

だから、時価総額加重平均方式の株価指数は資産価値の大きい会社の構成比率を大きくとるようにする方式になっているよ。

アップルの価値が非常に大きいから、Nasdaq100のなかで大きなウエイトを占めるようになっているんだね。ちょっと意外だよね。

アップルと同じような状況なのはマイクロソフトとグーグル(Google(Alphabet))だね。

どちらも大企業だから、Nasdaq100指数の中で大きな比率を占めているんだ。

・アップル
・マイクロソフト
・グーグル(アルファベットA、C)

これらに集中して投資したいのならFANG+よりNasdaq100のほうが適しているといえるね。

iFreeレバレッジ FANG+の使い方

【iFreeレバレッジ FANG+はレバレッジ商品】

上がったり下がったりを繰り返すレンジ相場では減衰してしまう。

下落相場では一気に資産を溶かしてしまう。9割以上の資産が溶けてしまうことも珍しくない。

半面、上昇相場では素晴らしいリターンが期待できる。

悪魔的な魅力をもつ投資商品なんだ。

長期投資には向かないけどね。

【iFreeレバレッジ FANG+はテーマ型の投資信託】

テーマ型の投資信託というのは現在人気があってブームになっている投資対象を集めた投資商品。

ブームが去れば人気はなくなってしまい価値がなくなってしまうことが多いんだ。

【iFreeレバレッジ FANG+は集中投資】

投資銘柄は10銘柄。

米国のハイテク株に集中している。

これは当たるときは大きいけど、失敗したときのダメージも大きくなるんだ。

米国のインフレ抑制のために、政策金利を引き上げている。

こんなときはハイテク株は低迷しやすいんだ。

  • テーマ型
  • 集中投資
  • レバレッジ

この三つの特徴があるiFreeレバレッジ FANG+を利用するなら必ずサテライト投資として利用すること。

本命の投資対象にするなら、S&P500やオルカンなどの広く分散されていて、信託報酬も安く、レバレッジの掛かっていない投資商品を選択しようね。

まとめ

iFreeレバレッジ FANG+の投資対象の超大型企業たち。

これらは「将来的に右肩上がり」なのかは、まだ分からないんだ。

過去にないくらいの超大型の企業たちが集まったFANG+。

それでも「盛者必衰の理」があることは忘れてはいけないんだ。

iFreeレバレッジ FANG+はテーマ型の集中投資にレバレッジをかけているからね。

FANG+を使うのはブームに乗って短期の投資リターンを狙うこと。

資産全体の5~10%程度を上限にして、株式の大きな動きを楽しめる程度の投資額で運用するのがいいね。

投資方法もドルコスト平均法でゆっくり投資することが望ましい。

レバレッジFANG+は株価の変動が激しいから、一括で大きな金額を入金すると後悔するかもしれない。

少しづつ入金して、自分のリスク許容度を超えないように調整してきたいんだ。

 

今回は私がサテライト運用しているiFreeレバレッジ FANG+の解説でした。

今回のブログが資産形成の一助になれば幸いです。

ありがとうございました。

【自己紹介】

こんにちはハニミチ(@hanimiti)です。

投資の学びを皆様に伝えたくてブログを書いています。

仲良くしていただけると嬉しいです。

【この記事を書いた人】

  • ハニミチ@hanimiti
  • 妻に内緒でFIRE大作戦遂行中
  • 積立NISA満額運用
  • 2020年から投資開始
  • 家計の支出削減大成功
  • 40代妻子持ちサラリーマン
  • 企業型確定拠出年金満額運用
  • 若干ブラックな大手企業に勤務
  • 全世界株式と米国株式がお気に入り

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