投資を始めるときに注意した方がいいことってあるの?
よくある失敗とか教えてくれたら嬉しいの。
教えてハニミチさん。
こんにちは、ハリネ。
投資のよくある失敗が知りたいんだね。
私は投資を始めてから2年目になるんだ。
投資歴としては短いけれど、それでも多くの失敗をしたよ。
幸い資産をゼロにすることはなかったけど、一歩間違えれば致命傷になっていたかもしれないんだ。
今回は投資のよくある失敗として私の失敗談を、少し恥ずかしいけど、伝えるね。
私と同じ失敗をしないようにハリネも注意してね。
今回は投資の失敗談になるよ。
楽天証券の開設に大苦戦する
これは本当に一番最初のことになるんだ。
「今から投資を始めるぞ」と思い立ったときのことだよ。
投資信託やETFで資産運用を始めるには証券口座が必要だとわかったんだ。
どうやら証券口座はネット証券で開設するのがいい。
しかも、SBI証券や楽天証券で作ることが良さそうだ、という事がわかったんだ。
私が初めに選んだのはSBI証券だったんだ。
SBI証券は開設するのがとても簡単だったよ。
投資を早く始めたくてウズウズしていたから、一番早く口座開設できるWebでの新規口座開設で手続したんだ。ついでに、【つみたてNISA】の申請も一緒にしたよ。
つみたてNISAの解説はこちら
そしてSBI証券で投資を始めてから気付いたことがあったんだ。
楽天証券にはとってもお得なクレジットカード積立があるということに!
楽天証券は楽天カードで定期積立設定をすると、楽天ポイントが1%還元されるんだ。
クレジットカードで積立するだけで1%のポイント還元を受けることができる。それなら、早く楽天証券も開設して投資信託を定期購入てポイント還元もらいたいと思ったんだ。
そこですぐに、楽天証券の口座開設を始めたんだけど、Webの申請で苦戦してしまったんだ。
苦戦した原因は、『楽天証券と楽天銀行の入会処理を2つ同時に行ったから』なんだ。
楽天証券と楽天銀行は入会するときは、楽天会員になる手続きが両方ともあるんだ。
同じ人が2回入会手続きしているから、入会の手続きが進まなくなって困ってしまったんだよ。
結局、楽天から楽天会員になったときに通知が届いてから一つ一つ手続きを進めたよ。
そうしたら、問題なく証券口座も銀行口座も開設することができたよ。
慌てて処理を進めてはいけないってことだね。
積立NISA口座を楽天証券以外で開設する
楽天証券には楽天カードで積立設定しておくと1%のポイント還元をうけることができる。
つまり、毎月必ず積立投資をする【つみたてNISA】との相性が非常にいいんだ。
だけど、私はSBI証券でNISA口座を開設してしまったんだ。
NISA口座は1年単位で金融機関の切り替えが可能だよ。でも、金融機関の切り替えには受付期間があるんだ。受付期間以外では切り替えができないよ。
金融機関の変更の受付期間1
(変更したい年にNISAを利用していない場合)→今年から変更可能
2021年に今年の2021年分のNISAを変更したい
→受付期間:2021年9月まで
2021年に来年の2022年分のNISAを変更したい
→受付期間:2021年10月~2022年9月まで
金融機関の変更の受付期間2
(変更したい年にNISAを利用している場合)→翌年から変更可能
2021年に今年の2021年分のNISAを変更したい
→できない
2021年に来年の2022年分のNISAを変更したい
→受付期間は2021年10月~2022年9月まで
【つみたてNISA】以外の積立投資は楽天証券で行っているから、1%のポイント還元はしっかりと受けているよ。今後、楽天証券で行っている積立投資ができなくなったら、SBI証券のNISA口座を楽天証券に切り替えるかもしれないね。
ただ、最近の楽天証券は制度の改悪が増えてきているから、NISA口座の移行については慎重に考えるつもりだよ。
投資に慣れる前に一括投資して精神的に疲労する
初めての投資で購入した投資商品は【SBI・V・S&P500】を購入したよ。
購入した当時は【SBI・バンガード・S&P500】という名称だったけどね。
ドルコスト平均法で少しづつ購入することにしたんだ。
でも、私は別の投資商品が気になったんだ。
その投資商品は【iFreeNEXT FANG+】。
この投資信託は
- 1.ALIBABA
- 2.FACEBOOK
- 3.AMAZON
- 4.TESLA
- 5.NETFLIX
- 6.ALPHABET
- 7.NVIDIA
- 8.BAIDU
- 9.APPLE
- 10.TWITTER
10個の優秀な大企業に投資する投資信託なんだ。
成長率も素晴らしくてNASDAQ100を超える成長をしていたよ。とはいえ、分散の数が少なくて長期投資に使うには注意が必要な投資信託だよね。でも、投資を始めたばかりの私には、とても素晴らしい投資商品に思えたんだ。
そこで私は、【一括投資】に挑戦することにしたんだ。一括投資は、一度に多くの資金を投資に回すことだね。
清水寺の舞台から飛び降りる気持ちで30万円投資したよ。30万円は貯金として貯めるには3~4ヵ月程度必要になる大きさだけど、失敗しても、なんとか致命傷にはならない金額。当時の私も投資できる限界ギリギリの金額だったよ。
幸い、この投資で金銭的な失敗はしなかった。
ラッキーだったんだ。
でもね、資産運用で初めて大きなお金を預けたから、資産額が上がったり下がったりするのを見るのは、精神的にとっても疲れたよ。
資産が減少するのは精神的なダメージがくることはわかっていたよ。
でも、お金が増えた時にも、精神的な疲労が生じたのはビックリしたよ。
投資をする前は、銀行口座での利息くらいでしか、お金の変動を実感することがなかったからね。
自分が想定してた以上に、消耗してしまったんだ。
結局、長期投資を前提としていた【iFreeNEXT FANG+】の資産運用は一括売却してリセットをかけることにしたよ。理由は2つ。
- 【iFreeNEXT FANG+】が分散の数が少なくて長期目線の資産運用に適していないと判断した。
- 自分の資産運用のリスク許容度が不足しているため。値動きに慣れるまでは撤退する。
今では、ドルコスト平均法で積立投資をして少しづつ運用額を増やしてきたから資産の値動きに慣れているよ。運用資産がガクンと減少しても、長期の資産運用だし、一時的に下落しても最終的には上昇すると信じられる投資先を選んでいるから、穏やかな気持ちで投資を続けていられる。
やっぱり投資を始めるときは、慣れるため、そして投資先が正しいかを見極めるためにも、ドルコスト平均法を使って少しづつ積立していくのが安心だよ。
いくつもの種類の投資信託を無計画に購入する
長期投資は「買うなら売るな。売るなら買うな」というほどしっかり考えて購入しないといけないんだ。とはいえ、投資を始めたばかりで次々と新しい投資商品を目にすると、それぞれの【良さ】に気持ちが傾いてしまうよね。
簡単にいうと、何でも買いたくなる。
私の場合は16個の投資信託を購入してしまったんだ。
収支は若干のプラスだったからよかったんだけど、管理するのが大変だったんだよ。
今は全部売却済みだよ。
今見直してみれば、保有していてもいいと思えるものもあるし、手放してよかったと思えるものもあるね。長期でも安心して保有し続けることができる投資商品を選ぶことが大切。
この意味で言えば手放してよかったものの方が圧倒的に多いね。
反省します。
あと、長期での投資を行うなら、投資商品を管理する能力が絶対に必要になるよ。
管理する能力以上に投資商品の種類を増やしてしまうと、自分のポートフォリオが適切な配分から崩れてしまったときに修正するのに多くの労力が必要になるんだ。そのままだと、自分のリスク許容度を超過した状態で放置してしまうことになる。下落局面が来た時に大慌てになってしまうかもしれないよ。
投資を始めたばかりだと、投資商品の管理に慣れていないよね。投資商品の数をなるべく少なくすることで、投資の負担を少なくできるからね。
慣れてくるまでは、厳選した投資商品だけで投資をしてみようね。
同じ内容の投資信託でも信託報酬が高いものを購入してしまう
信託報酬というのは投資信託を保有しているだけで掛かってくる手数料のことだよ。
投資商品は投資内容は全く同じものでも、信託報酬が全く違うことがよくあるんだ。
信託報酬が1%だったら30年間の長期運用すると資産全体の15%くらいが手数料に持っていかれてしまうよ。
長期運用を行うなら1%の信託報酬の重さをしっかり認識して、なるべく信託報酬が安いものを選ぶようにしようね。
信託報酬が高いものを選ぶとしたら、選ぶ理由をしっかり考えておこう。
この2つの投資信託は同じS&P500に連動することを目的にした投資信託だよ。
だから、どちらに投資してもほぼ同じ結果になるんだ。
つまり、信託報酬だけで選ぶなら手数料が安い②SBI・V・S&P500の方が正しい。
でも、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は信託報酬を値下げしたことが実績としてあるんだ。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、SBI・V・S&P500(当時はSBI・バンガード・S&P500)が後から出た時に、信託報酬を引き下げているんだ。
つまり、今後、新しくS&P500に連動する投資信託で信託報酬がもっと安いものが出てきたときに、①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はもっと信託報酬を引き下げてくれる可能性がある。
しかも信託報酬0.0938%に比べれば、信託報酬 0.0968%は高いけど、それでも十分に安い投資商品であることは間違いないよね。
だから、その2つが理由でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選ぶなら立派な選択だよ。
とはいえ、今が安い②SBI・V・S&P500を選ぶのは信託報酬の面でいえば王道だからね。
実は、この場合はどちらも正解だったりするんだ。
指数の動きを読んで安く買って高く売ろうとする
【eMAXSIS Neo シリーズ】はテーマ型とよばれる投資信託なんだ。
この【eMAXSIS Neo シリーズ】は革新的なテーマを対象にした特徴のある指数に連動することを目指す投資信託で、いくつかの種類があるんだよ。
- 宇宙開発
- ロボット
- 遺伝子工学
- バーチャルリアリティ
- ナノテクノロジー
- ドローン
- 自動運転
- フィンテック
- ウェラブル
- クリーンテック
- 電気自動車
これを見れば、将来性があって成長していきそうな気がするよね。
【eMAXSIS Neo シリーズ】ができたのは2018年だよ。
2018年の【eMAXSIS Neo シリーズ】は値動きが激しくて、基準価格が大きく上下していたんだ。
その指数の動きを見ていて、私は、
「よし。安く買って、高く売ろう!」
と考えてしまったんだ。
そして、失敗してしまったんだ。残念だね。
失敗した原因は、
①値動きの予測が難しいこと
②投資信託の売買にタイムラグがあったこと
この二つにあるんだ。
私は短期間の売買に挑戦しようとしたよ。
でも、底値も天井もいつ来るのか、全くわからないんだ。
底値だと思って購入しても、購入後に値下がりすることがよくあったんだ。
さらに、売却するときも、売却のタイミングがわからない。
指数の動きは気まぐれなんだ。
私では乗りこなすことができないことが、よくわかったよ。
さらに、投資信託の売買のタイミングはETFと違っていて、2~3日後になるんだ。
指数の動きを先読みして2~3日後の最安値や最高値を狙い撃ちするのは私には不可能だったよ。
たまに上手くいくこともあったけど、それば運がよかっただけだね。
投資で再現性のある勝利の法則は【長期・分散・積立】以外はないと思い知ったよ。
幸い、挑戦するときに使ったお金は少額だったからダメージが少なかった。
そこだけは、本当に良かったと思うよ。
まとめ
というわけで、私の失敗談でした。
痛い失敗もあったけど、いい経験になったし、今はもう同じミスはしないように注意しているんだ。
ハリネも投資をするときは、私と同じ失敗をしないように注意してほしいな。
もし、新しい投資に挑戦したくなったら、失敗しても致命傷にならないように、少額で試してみることが大切だよ。
最後に投資の基礎知識もリンクを貼っておきます。
これがきっかけで投資をがんばる人の役に立てればと思います。
今回の記事が参考になると嬉しいです。
一緒にコツコツ継続していきましょう。
ありがとうございました。
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